歯並びと運動能力の関係|噛み合わせが体に与える影響と矯正の注意点

「歯並びが運動能力に関係する」と聞いたことはありませんか。

スポーツをしているお子さんの矯正を考えている方や、ご自身が競技を続けながら矯正を検討している方にとっては、気になるテーマだと思います。

この記事では、噛み合わせが体に与える影響と、スポーツを続けながら矯正するときの注意点を紹介します。

目次

歯並びは運動能力に関係する?

噛み合わせは、全身のバランスや力の入り方に関わっています。

歯並びが整うと、体の使い方が安定しやすくなります。

実際に、競技レベルの選手が歯の治療に力を入れているという話を耳にしたことがある方もいるでしょう。

ただし、「矯正すれば競技成績が上がる」というわけではありません。

あくまで体のコンディションを整える要素のひとつとして考えてくださいね。

噛み合わせが運動に影響する3つの理由

噛み合わせが運動に影響する理由を、3つに分けて紹介します。

力を入れる瞬間に踏ん張れる

重いものを持ち上げるときや、ダッシュするとき、人は無意識に歯を食いしばっています。

噛み合わせが安定していると、この食いしばりでしっかり踏ん張れます。

反対に噛み合わせにズレがあると、力が逃げてしまうことがあるのです。

体のバランスが安定する

噛み合わせが整うと、体の重心が安定しやすくなります。

噛み合わせに左右差があると、顎まわりの筋肉の使い方に偏りが出ます。

筋肉の偏りは重心のズレを生み、体の安定性に影響してしまうのです。

片側だけで噛むクセがある方は、とくに注意してください。

姿勢と歯並びは互いに関係し合っているため、どちらか一方だけを気にしても改善しにくいこともあります。

姿勢と歯並びの関係については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

顎まわりの緊張がやわらぐ

噛み合わせが整うと、顎まわりの緊張がやわらいで体が動かしやすくなります。

噛み合わせが悪いと、顎や首の筋肉が緊張しやすくなるのをご存じですか。

筋肉の緊張は、肩こりや頭痛につながることもあります。

体に余計な力みがあると、本来の動きを妨げてしまうのです。

力みが減れば、スポーツのパフォーマンスにもよい影響が期待できますよ。

スポーツ中でも矯正治療はできる?

スポーツを続けながら矯正治療はできます。

部活や競技を続けたまま治療を進めている方も、少なくありません。

ただし、競技によっては注意が必要です。

ラグビーや柔道、バスケットボールなど接触の多い競技では、装置によるケガに配慮したほうが安心でしょう。

心配な場合は、カウンセリングで競技内容を伝えて相談してみてください。

競技に合わせた装置や対策を提案してもらえますよ。

スポーツをしながら矯正するときの注意点

スポーツを続けながら矯正するときは、3つの点に気をつけましょう。

口の中のケガ

ぶつかったときに装置が当たり、口の中に傷ができることがあります。

接触の多い競技では、マウスガードの併用を相談するのもひとつの方法です。

調整直後の違和感

調整の直後は歯が浮くような感覚があり、力を入れにくい時期があります。

重要な練習や試合の前は、調整日をずらせないか確認しておくと安心ですね。

大会前のスケジュール

大会やシーズンの予定を事前に伝えておけば、調整のタイミングを合わせてもらえる場合もあります。

装置が当たって痛むときは、矯正用ワックスで保護すると刺激をやわらげられますよ。

矯正用ワックスの使い方は、こちらの記事で紹介しています。

スポーツをする方に向いている装置は?

スポーツをする方には、マウスピース矯正が向いているケースが多いです。

競技中に取り外せるため、ぶつかったときの外傷リスクを抑えられます。

装置に凹凸がなく、口の中を傷つけにくい点もメリットですね。

ただし、歯並びの状態によってはワイヤー矯正が適している場合もあります。

装置は「スポーツに向いているか」だけでなく、ご自身の歯並びに「合うかどうか」で選ぶことが大切です。

装置の選び方については、こちらの記事が参考になります。

まとめ

歯並びと運動能力の関係について、ポイントは下記のとおりです。

  • 噛み合わせは、力の入り方や体のバランスに関わっている
  • ただし「矯正すれば競技成績が上がる」わけではない
  • スポーツを続けながらの矯正治療は基本的に可能
  • 接触の多い競技では、装置によるケガへの配慮が必要
  • 調整直後は力を入れにくい時期があるため、大会前はスケジュール調整を

競技内容や大会の予定を伝えておけば、治療計画を合わせてもらえます。

スポーツと矯正を両立したい方は、カウンセリングで相談してみてください。

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