「矯正したいけど、目立つのはちょっと…」「できれば仕事や学校に影響が出ない方法がいい」そんな方に人気なのが、“マウスピース矯正”です。
(マウスピース型矯正装置を用いた治療を一般的にマウスピース矯正と呼んでいます)
透明で取り外しができる新しいスタイルの矯正として、マウスピース矯正は年々注目が高まっています。
この記事では、マウスピース矯正の特徴や、実際に受ける前に知っておきたいポイントをやさしく解説します。
マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正は、透明の取り外し可能なマウスピース型矯正装置(マウスピースやアライナーとも呼びます)を使って、少しずつ歯を動かしていく治療法です。
見た目の自然さや、ライフスタイルに合わせやすい点から、現在は年齢や性別を問わず人気を集めています。
マウスピース矯正の特徴まとめ
マウスピース矯正には「目立ちにくさ」や「取り外せる便利さ」など、ほかの矯正法とは異なる特徴がいくつもあります。
ここでは「見た目」「痛み」「通院頻度」「自己管理の手間」など、選ぶうえで気になるポイントを表にまとめました。
まずは全体像をつかみ、ライフスタイルや希望に合致するかを確認しましょう。
項目 | 特徴 |
---|---|
対応できる症例の幅 | ○ マウスピースメーカーやクリニックによって変動 |
見た目の目立ちにくさ | ◎ 透明で装着していても気づかれにくい |
取り外しの可否 | ◎ 食事や歯磨きのときに外せる |
痛みや違和感 | ○ ゆるやかに動かすため比較的痛みは少ない |
自己管理の必要性 | △ 決められた時間(1日20時間以上)の装着が必要 |
通院頻度 | ○ 数ヶ月に一回 |
マウスピース矯正を徹底比較|メリット・デメリット一覧
マウスピース矯正は魅力がある一方で、装着時間の自己管理が重要な点や、症例によっては不向きな場合があります。
実際に治療を始める前に押さえておきたい代表的なメリットとデメリットを整理しましたので、治療を検討する際の参考にしてください。
マウスピース矯正のメリット
- とにかく目立ちにくい!
透明なので、矯正していることに気づかれにくく、接客業や撮影のあるお仕事でも安心です。 - 食事・歯磨きが普段どおりにできる
取り外しができるので、装置に食べ物が詰まったり、歯磨きがしにくいといった悩みがありません。 - 痛みが比較的少ない
ワイヤー矯正よりも力がやさしく、装置による口内炎も起こりにくいのが特徴です。 - イベント時に外せる安心感
写真撮影や大事な場面では、短時間だけ外すことも可能(※治療に影響が出ない範囲で)。結婚式、成人式、卒業写真などのスケジュールに合わせやすいのも嬉しいポイントです。
マウスピース矯正のデメリット
- 症例によっては適応外も
最近はこのようなケースは多くはありませんが、少なからずワイヤー矯正の方が向いていることもあります。 - 毎日つける「自己管理」が必要
基本的に1日20〜22時間の装着が必要。つけ忘れが多いと、予定どおりに歯が動かず、治療期間が延びてしまうことも。 - 飲食のたびに外す必要がある
水以外の飲み物や食事の際は、必ずマウスピースを外さなければならず、外出先では少し不便に感じることもあります。(糖分が含まれていない飲み物でも着色のリスクあり。ストローを使って工夫している人もいます!)
こんな方にマウスピース矯正はおすすめ
マウスピース矯正が向いているのは、矯正中でも自然な見た目や日常の快適さを大切にしたい人です。
加えて、決められた装着時間を守れる自己管理力や、イベント時に外したい場面が多いかどうかも判断材料になります。
次の項目に当てはまるかチェックしながら、あなたに合う治療法かどうかを見極めてみましょう。
・矯正中でも見た目を気にせず過ごしたい方
・イベントや人前に出る予定が多い方
・ワイヤー矯正での痛みや違和感が気になる方
・自己管理がしっかりできる方
まとめ|「目立たない矯正」の選択肢として
マウスピース矯正は、「見た目」「生活のしやすさ」「痛みの少なさ」といった点で、人気のある矯正方法です。
ただし、どんな矯正方法も「自分に合った方法かどうか」が大切。
マウスピース矯正が向いているかどうかは、お口の状態を見てみないと判断が難しいこともあります。
気になる方は、ぜひ一度カウンセリングなどで相談してみてくださいね。
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