【出っ歯は自力で治せるの？】小学生までにできる予防と対策

「子どもの前歯が出てきた気がする…」「これって自然に治るの？」

出っ歯について悩むことありませんか？

今回は「出っ歯は自力で治せるのか？」をテーマに、できること・気をつけたいことをお伝えします。

出っ歯は自力で治せるの？

出っ歯を自力で改善できる可能性があるのは、小学校低学年くらいまでが目安です。

ただし、「出っ歯＝前歯が出ている状態」にはいろいろな原因があるため、その原因を見極めることが何より大切です。

出っ歯のよくある原因

出っ歯の原因には、実は日常のクセやお口周りの環境も大きく関係しています。

このような習慣があると、前歯が前に押し出されてしまったり、上顎の成長が妨げられたりして、出っ歯につながることがあります。

歯並びは「筋肉のバランス」で決まる？

歯は、唇・頬・舌などの筋肉のバランスの中で並んでいます。

つまり、お口周りの筋肉のバランスが崩れると、歯にも影響が出るというわけです。

そのため、「舌や唇の使い方」や「呼吸の仕方」はとても重要です。

自宅でできる予防法・改善法

お子さんが小学生低学年くらいまでであれば、以下の2つを意識するだけでも出っ歯の予防につながる可能性があります。

口を閉じて鼻呼吸を意識

口呼吸は前歯を前に押し出す原因になります。

風邪などの一時的なときを除いて、普段から口が開いている癖がある場合は、鼻呼吸を意識してあげましょう。

指しゃぶり・唇を噛むクセを見直す

就寝時の指しゃぶりや、集中しているときに唇を噛んでいるクセは要注意。

自然にやめられないときは、少しずつ頻度を減らすサポートをしてあげることが大切です。

「MFT」ってなに？

矯正治療では、「MFT（口腔筋機能療法）」というトレーニングを併用することもあります。

これは、舌・唇・頬などの筋肉のバランスを整えるトレーニングで、歯並びの安定や再発防止にもつながります。

とくに子どもの矯正でMFTを取り入れると、装置だけでは難しい部分をカバーできることも多いです。

一度、矯正相談に行ってみるのも◎

「矯正ってまだ早いかな…」「本当に必要かわからない…」、こんなお悩みがあるなら、一度矯正相談に行ってみましょう。

多くの矯正歯科では、相談だけでもOKなところがほとんどです。

無料相談を行っているクリニックもあるので、少しでも気になることがあれば、まずは矯正専門の先生に相談してみるのがおすすめです。

自分では気づけなかったお子さんのクセやリスクを見抜いて、日常でできるアドバイスをもらえることもありますよ。

まとめ：出っ歯を防ぐには、日常の「クセ」に注目！

出っ歯は、単に「歯が出ている」だけでなく、「なぜ出てしまったのか？」という背景を知ることがとても大切です。

もしお子さんがまだ小さいうちであれば、クセや呼吸の仕方、口の使い方を見直すと予防・改善できる可能性もあります。

ただし、自己判断だけでは難しい場合もあるので、早めに専門家の意見を聞いておくと安心です。

「今のうちにできること、あるかもしれない」そう思ったときが、スタートのタイミングかもしれません。