歯科矯正を始めたばかりの頃は、「思った以上に痛い…」「この痛みはいつまで続くの?」と不安になりますよね。
特にワイヤー矯正の調整後や、マウスピース矯正の交換直後は、歯が押されるような痛みが出やすく、食事や会話がつらく感じることもあります。
矯正中の痛みの多くは歯が動く過程で起こる正常な反応です。
そのため対策を知っておけば、今の痛みをやわらげて日常生活を少し楽にできます。
この記事では、ワイヤー矯正・マウスピース矯正どちらにも使える「今すぐできる痛み対策」と、注意すべき症状の目安を紹介します。
今すぐできる!矯正中の痛みに対する対策5選

矯正中の痛みは、「歯が動いている証拠」ともいえる正常な反応です。
特にワイヤー矯正の調整後や、マウスピース矯正で新しいマウスピースに交換した直後は、歯が押されるような痛みを感じやすくなります。
ただし、痛みがあるからといって日常生活を我慢し続ける必要はありません。
少し工夫するだけでも、食事や会話がかなり楽になることがあります。
ワイヤー矯正・マウスピース矯正どちらでも実践できる「今すぐできる対策」を5つ紹介します。
冷やして痛みを和らげる
矯正中の痛みは、歯が動く過程で歯ぐき周辺に軽い炎症が起きていることが原因です。
そのため、冷やすと炎症が落ち着き、痛みが和らぐ場合があります。
例えば、頬の外側から保冷剤を軽く当てたり、冷たい飲み物で口の中をクールダウンしたりするだけでも効果を感じることがあります。
食事の前に冷やしておくと、噛んだときの痛みが軽減されるケースもあります。
ただし、冷やしすぎると血流が悪くなりすぎるため、長時間の冷却は避けましょう。
「数分冷やして休む」を繰り返す程度が安心です。
痛み止めを適切に服用する
矯正中の痛みは我慢し続けるよりも、必要なときは痛み止めを適切に使う方が負担を減らせます。
市販薬を使用する場合は、必ず用法用量を守って服用しましょう。
「痛みが限界になるまで耐えてから飲む」よりも、痛みが強くなりそうなタイミングで早めに対処した方が楽になります。
ただし、持病がある方や服薬中の薬がある方は、自己判断せず歯科医院に相談してください。
柔らかい食事で負担を軽減する
矯正中は、噛む刺激そのものが痛みにつながります。
そのため、食事を工夫するだけでも負担は大きく減ります。
例えば、次のようなメニューは噛む回数が少なく、痛みが強い時期でも食べやすいです。
- おかゆ
- スープ
- うどん
- 豆腐
- ヨーグルト
反対に、せんべい・ナッツ・硬い肉などは噛む力が必要なので避けた方がよいでしょう。
「噛まないといけない食材を減らす」だけでも、日常生活はかなり楽になります。
痛みがあるときは無理に普段通りの食事を続けず、数日だけでも柔らかいメニューに切り替えてみてください。
矯正用ワックスで患部を保護する
ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーが頬の内側や唇に当たり、擦れて口内炎になることがあります。
この痛みは歯の移動とは別の原因なので、対策をすればすぐに軽減できるケースが多いです。
矯正用ワックスは、当たって痛い部分にワックスを貼って摩擦を減らし、粘膜への刺激を和らげます。
実際、ワックスでカバーするだけで「会話や食事が一気に楽になった」と感じる人も少なくありません。
もし手元にない場合でも、歯科医院で相談するともらえることがあります。
清潔に保つ
矯正中は装置の影響で汚れが溜まりやすく、歯ぐきの炎症や口内炎が悪化しやすい状態になります。
そのため、口の中を清潔に保つことは痛み対策としても重要です。
特にワイヤー矯正では、装置の周りに食べカスが残りやすいため、普段以上に丁寧な歯磨きが必要です。
歯間ブラシやタフトブラシを使って、磨き残しを減らしましょう。
また、うがい薬やマウスウォッシュを併用するのもおすすめです。
炎症の悪化を防ぎ、治りを早める効果が期待できます。
矯正中のケア用品について詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。


矯正中の痛みはなぜ起きる?

矯正治療は、装置で歯に力をかけて少しずつ正しい位置へ移動させるため、どうしても痛みや違和感が出やすいです。
特に、歯の周りにある歯根膜(しこんまく)が刺激されると、押されるような痛みを感じることがあります。
さらに歯が動くときには、顎の骨も作り替えられるため、軽い炎症が起こり痛みにつながります。
ワイヤー矯正では、装置が頬や唇に当たって口内炎ができるケースもあります。
マウスピース矯正でも、交換直後は締め付け感や痛みが出やすいです。
痛みのピークは調整後や交換直後に起こりやすく、数日で落ち着くことが多いです。
痛みの目安や期間はこちらの記事も参考にしてください。

異常な痛みなら歯科医院に相談を
矯正中の痛みは、歯が動く過程で起こる正常な反応なので、数日で落ち着くことが多いです。
そのため、軽い痛みや違和感がある程度なら過度に心配しなくても大丈夫です。
ただし、痛み止めが効かないほど強い痛みが続く場合は注意が必要です。
- 歯ぐきの腫れ
- 膿
- 出血
- 発熱
- ワイヤーが刺さっている
- 装置が外れた
このようなトラブルで痛みが出ていることもあります。
「我慢すれば治る」と思わず、気になる症状があれば気軽に相談してください。
まとめ
矯正中の痛みは、歯が動くときに起こる正常な反応であり、多くの場合は数日で落ち着きます。
痛みが辛いときは、できる対策から取り入れてみてください。
- 冷やす
- 痛み止めを使う
- 柔らかい食事
- 矯正用ワックスで保護
- 清潔に保つ
痛み止めが効かないほど強い痛みが続く場合や、腫れ・出血などの症状がある場合は、早めに歯科医院へ相談しましょう。


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