「寝ているはずなのに日中すごく眠い…」
「ずっと鼻が詰まってて息苦しい…」
「歯並びがどんどん悪くなってきて心配…」
そんなお悩み、ありませんか?
実は口呼吸は、こうした症状の“見えない原因”になっていることがあります。
この記事では、口呼吸がもたらす影響とその原因、そして今日からできる対策まで、わかりやすくお伝えします。
この記事を読めば、あなたやお子さんの健康を守る第一歩がきっと見つかります。
口呼吸が引き起こす“意外な影響”
口で息をすること自体は、誰でも一時的にはあります。
しかし、それが習慣になっていると要注意です。
たとえば、次のようなトラブルにつながることがあります。
虫歯・歯周病になりやすくなる
口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなります。
歯並びが悪くなる
成長期のお子さんの場合、舌の位置や唇、頬の筋肉のバランスが崩れて、あごの成長に影響が出ます。
その結果、出っ歯や凸凹、受け口などいろんな悪い歯並びにつながります。
風邪をひきやすくなる
鼻呼吸には“フィルター機能”がありますが、口呼吸では直接ウイルスが体に入ってしまいます。
そのため、口呼吸→風邪、アレルギー体質→鼻詰まり→口呼吸の悪循環が始まります。
集中力が続かない・疲れやすい
酸素の取り込み効率が下がってしまうため、ぼーっとしやすくなります。
「ちょっとくらい口が開いていても大丈夫でしょ?」と思っていた方も、もしかしたらこれらの症状に思い当たる節があるのではないでしょうか。
アゴのたるみが気になる
アゴのたるみが気になる方は、特に女性が多いかもしれません。
実は、アゴのラインがすっきり見えるかどうかは、舌の位置が関わっています。
舌の位置が悪いとアゴのたるみに繋がってしまうのです。
なぜ口呼吸になってしまうの?

口呼吸になってしまう原因は1つではありません。
たとえば──
- 鼻炎やアレルギーで鼻が詰まりやすい
- 姿勢が悪くて自然に口が開いてしまう
- 唇や口元の筋肉が弱い
- 子どものころのクセ(指しゃぶりや舌のクセ)
- 寝ているときの無意識の習慣
などが挙げられます。
とくに小さなお子さんは、「鼻が詰まっているわけじゃないのに口呼吸になっている」というケースも多いです。
これは、正しい呼吸や舌の位置を教わっていないからかもしれません。
今日からできる!口呼吸の対策
完全に治すのはすぐには難しくても、少しずつ意識するだけで改善していくことも多いです。
ここでは、今日から始められる簡単な対策をご紹介します。
まずは“意識”から
「今、口開いているかも?」
「ちゃんと鼻で息をしている?」
こうやって気づくだけでも、少しずつ習慣が変わっていきます。
姿勢を見直す
猫背だと、あごが下がって口が開きやすくなります。
背筋を伸ばして、姿勢を正すと鼻呼吸がしやすくなります。
唇を閉じるトレーニング
- ペットボトルをくわえて軽く引っ張る
- 口を閉じて1分キープ
などの簡単な筋トレで、口元の筋肉が鍛えられます。
寝るときの工夫
口に貼る「口閉じテープ」を活用する方もいます。
※ただし、鼻づまりがある場合は無理しないでください。
口呼吸には別の原因が関わっていることもあります。
気になる方は耳鼻科などの受診も検討しましょう。
それでも改善しないときは…
「頑張って意識しているのに、すぐ口が開いてしまう」
「子どもの場合、どう対処すればいいかわからない…」
そんなときは、歯科医院や耳鼻科に相談するのがおすすめです。
それぞれの専門の視点で、根本的な対策が見つかるかもしれません。
まとめ:口呼吸を見直すだけで、毎日がもっと快適に!
口呼吸って、意外と“全身の健康”に影響しています。
歯並び、虫歯、風邪、集中力、睡眠の質──
どれも日常生活に欠かせないものですよね。
だからこそ、まずは「気づくこと」から始めてみてください。
自分でもできることはたくさんあり、必要に応じてプロに頼るのも大事な選択です。
口を閉じて、鼻から深呼吸。
それだけで、きっと未来の健康が変わってきます。


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