アライナー矯正の流れと全体像

透明で目立ちにくいマウスピースを使うアライナー矯正。

治療の流れを事前に知っておくと、不安を減らし安心してスタートできます。

今回は、初回の装着から調整、追加アライナー、保定まで、アライナー矯正の全体像をご紹介します。

目次

アライナー矯正の流れと全体像

STEP
初回説明

使用時間や装着の仕方を確認します。

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アタッチメント装着(多くは2回目以降)

歯を効率よく動かすために歯に小さな突起を付けます。

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IPR(必要な人のみ)

歯と歯の間をわずかに削って隙間を作る処置です。

STEP
定期的なチェック

フィット状態や交換ペース、補助する力の必要性の判断などを行いながら治療を進めます。

STEP
保定期間(リテーナー)

ゴールまで到達したら治療完了。

その後は アタッチメントのないリテーナー を装着し、歯並びの安定を守ります。

抜歯が必要な場合は、初回セット前などに実施します。

マウスピースの使用方法

1〜2週間ごとに新しいアライナー(マウスピース)に交換します。

治療計画で30枚分のアライナーが用意される場合でも、必ず30枚すべてを使い切るわけではありません。

治療中の調整について

マウスピースをしっかり使えていなかったり、歯の動きが不十分だったりするときは、以下のような理由から治療に遅れが出ます

  • 歯の動きに合わせて交換ペースを遅らせる
  • 追加アライナーを作成する(通常作成まで1ヶ月ほどかかる)

顎間ゴムを併用することもあり、患者さんの協力度が治療の仕上がりや期間に大きく影響します。

顎間ゴムとは(必要な場合のみ)

上下の歯に小さな輪ゴムをかけることがあります。

顎間ゴムは、噛み合わせをより正しく導くために使われるものです。

前歯を下げたり、奥歯のかみ合わせを整えたりと、大切な役割を担っています

使用するかどうかは治療方針によって決まるため、必要な場合には必ず説明があります。

しっかりと装着できたかどうかが仕上がりや治療期間に大きく影響するので、忘れず取り組みましょう。

追加アライナー(作り直し)とゴールへの道のり

「せっかくマウスピースを使っているのに、また作り直し?」と不安に思う方もいるかもしれません。

しかし、追加アライナーはゴールに近づくための大切なステップです。

追加アライナーについて

歯の動きとマウスピースのフィットが合わなくなることがあります。

その場合は再度スキャンを行い、新しいアライナーを作成します。

これを「追加アライナー」と呼びます。

プランによっては作り直しの回数制限や、一度に作れる枚数の制限があります

追加アライナーを繰り返しながらゴールへ

パソコン上のシミュレーションと実際の歯の動きには必ず差があります。

そのため通常は何度か追加アライナーを作り直しながら治療を進めていきます。

アライナー矯正の全体像(まとめ)

  1. アタッチメント・IPR・抜歯を必要に応じて実施
  2. アライナーを1〜2週間ごとに交換
  3. 調整しながら進める(交換ペース・追加アライナーの調整)
  4. フィットが悪くなれば追加アライナーで作り直し
  5. 数回の追加アライナーを経てゴールへ
  6. 必要に応じて顎間ゴムを使用
  7. リテーナーで保定

大まかな流れを知っておくことで、不安を減らしながら治療をスタートできます。

気になる方はまずは相談してみましょう。

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