アライナー矯正がスタートすると、「ちゃんとハマっている？」「外していいタイミングって？」など不安に感じることが出てくるかもしれません。
この記事では、アライナーの仕組みや使い方、装着中の注意点までよくある疑問にお答えしながら、わかりやすくまとめています。
矯正をスムーズに進めるためにも、ご家庭での装着管理やケアがとても大切です。
ぜひ、日々のサポートにご活用ください！
アライナー矯正とは？
アライナー矯正は、透明なマウスピース（アライナー）を定期的に交換しながら、少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。
アライナー矯正には次のような特徴があります。
- 見た目が目立ちにくい
- 食事や歯みがきの際は取り外し可能
- 1日20時間以上の装着が必要（装着時間が命！）
アライナーの使い方
指でアライナーをセットした状態ではまだ70%ほどの装着率だと思ってください。
しっかりチューイーを使用することでアライナーと歯がしっかり密着し、効果を最大限発揮します。
新しいアライナーへの交換は基本的に夜就寝前に行ってください。
理由は、チューイーの時間をしっかり確保しやすいことや、装着した状態で長く装着時間を保てることなどがあります。
治療の流れ
使い方や注意事項の説明を受けたら、治療がスタートします。
配布された「アライナー治療を始める方へ」も再確認してください。
次回来院時までのアライナーの交換頻度は担当医の指示に従ってください。
歯に小さな突起をつけ、より効率的に歯を動かせるようにします。
※この時点で使用中のアライナーはNo.3となります。
来院のたびに、状態などによって交換頻度が変わりますので、担当医の指示に従ってください。
必要に応じて以下の治療を行います。
- IPR（歯と歯の間を少し削ってスペース確保）
- 補助装置の追加
- 追加アライナーの作成
- 保定装置（リテーナー）の準備
- 経過写真の撮影
初回にお渡しするもの
- アライナーが全て入った箱
- 専用ケース
- チューイー（はめ込み補助グッズ）
来院時の持ち物
- チューイー
- アタッチメントテンプレート（再装着用）
- アライナーセット（使用中・前後3枚ずつ）
例：No.15使用中の場合、No.12〜No.18 の7枚を持参
使用中の注意点・よくある疑問
痛みについて
新しいアライナーに交換すると、数日間は痛みが出ることがありますがほとんどは一時的なものです。
食事について
飲食の際は必ずアライナーを外してください。
装着したままだと、変形・破損・着色の原因になります。
着色や変形を防ぐには
アライナーをきれいな状態に保つポイントは以下です。
コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン など
カレー、ミートソース、トマト系など色の濃い食品
ケアグッズのご紹介
アライナー矯正中は、装置とお口のケアがとても大切です。
おすすめのケアグッズを紹介するので、参考にしてください。
おすすめ洗浄剤
マウスピースを清潔に保つために、毎日の洗浄が効果的です。
おすすめフロス
アライナーを外した後の歯と歯の間のケアに。
よくあるトラブルと対策
アライナーが浮いている
- 原因：装着時間不足、チューイー不足
- 対策：1日20時間以上＋毎日チューイー使用
痛みが強い
まずは市販の痛み止めで対応してください。
矯正治療とは別の原因の可能性もあるなど、気になる場合は歯科医院に相談してください。
アタッチメントが外れた
そのままアライナー使用を継続してください。
次回来院時に装着し直します。
ボタン（ゴムかけ用）が外れた
ゴムかけは一旦中止し、次回来院時にお伝えください。
アライナーが刺さって痛い
端が当たる場合は、少しだけハサミで切る・爪やすりで磨くと応急処置になります。
装着中のアライナーが壊れた
次の番号のアライナーを試してみて、問題なければそのまま使用してください。
次のアライナーを失くした
その次のアライナーを装着してください。
しっかりハマるなら使用OKです。
ただしそのアライナーは+2〜3日ほど長めに使用してください。
最後に
アライナー矯正は「あなた自身の管理が鍵になる治療」です。
装着時間を守り丁寧なケアを続けると、スムーズに理想の歯並びに近づいていきます。
がんばっていきましょう！
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